ムートンの特徴
生きている毛皮「ムートン」
ムートンの毛皮は、毛の1本1本が呼吸しています。
そのため、暖かいだけでなく、吸湿性や弾力性など優れた機能が沢山。その一部をご紹介いたします。
吸湿性・放湿性
ムートンの良さはその吸湿性にあるといわれています。その水分の吸収率は、自らの重量の約15%を吸収するという驚異的な数値。しかも、繊維の奥深くまで水分を吸収するので表面はいつもサラッとしてジメジメすることが少ないのが特徴です。さらに、ウロコ状に重なりあったムートンの表皮が、外部の湿度に合わせ、自然のエアコンのように、吸ったり吐いたりしています。ですから寝汗をかいても、少しもベタつかず、常に健康で快適な睡眠が得られると好評です。弾力性
ムートンの羊毛を拡大して見ると、繊維にウェーブがあり、それがコイルスプリングのようにねじれています。これがムートンの弾力性の秘密。一本の羊毛を引き伸ばすと30%も伸び縮みすることが実験で証明されています。これが集団になると、この復元力がさらに強く働き、フワフワとした適度なクッションが得られます。このために、ムートンを使うことで体圧が分散され、いわゆる床ズレ防止にも役立ちます。
保湿性
ムートンには沢山の羊毛がはえており、この毛は熱伝導率が極めて低く、外気を断ち切ってくれます。また、カールして複雑にからみあったムートンの繊維と繊維の間に、たくさんの空気が入って、保温の効果をたかめています。このため、就寝時の冷ヤッとした寒さがなく、冷え性の予防にも使われています。欧米ではこの保温効果と床ズレ防止の効果を重要視し、すでに病院の常備品としてムートンシーツを採用しているほどです。水滴をはじく
ムートンの表面はとても撥水性の高い物質で覆われています。だから湿気や汗などは内部に吸収するけれど、水滴や泥などの水溶性の汚れは内部にまでしみ込みにくくなっています。燃え広がりにくい
実は消防服やレーシングスーツにウールを使われるぐらい、ムートンは、ある程度の炎であれば自然に消火してしまうという特性のある素材です。また、火がついた際に焼け焦げるのはムートンの表面部分に限られ、内部に向かって燃えにくくなっています。そのため、煙の発生が少なく、ナイロンやアクリルのような化学繊維と違って、有毒ガスがほとんど発生しないという特徴があります。本物の天然羊毛を
使用しています
natural wool
天然ムートンには1平方cmに3000~3300本もの毛が生え、1本1本が柔らかい弾力を生み出しています。だからとっても気持ちよい肌触りで、人肌のような心地よさがあります。そしてその毛の間に厚い空気の層をつくり、抜群の暖かさを保っています。保温効果はどの繊維よりも高いから冬の寒い日でもぽっかぽか。さらに温度や湿度の変化に適応できるという特質にすぐれているため、寒いときは保温し、暑くて汗をかいたときはその水分を吸湿し、外に逃がす効果もあります。そのため表面は常にサラッとしており、夏でも快適に過ごせます。 この天然ムートンの気持ちよさをぜひ皆さん感じてください。
※天然ムートンを使用しておりますので、毛質、サイズ、色、風合いが1点ごとに多少異なります。ご理解・ご了承のほどよろしくお願い申し上げます。
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よくわかるムートン